生体のアゴの動きが正確に咬合器上に再現

フェイスボウ

フェイスボウという器具を用い咬合器に歯列模型を患者様の近似値で付着します。
上下の歯列の関係は咬み合わせた状態ではなく、両側の顎関節が(この時点で)最もリラックスした位置でのポジションになります。
この段階では、患者様のアゴの動きが正確に咬合器上に再現されたとはいえず、おおよその位置関係と考えられます。

CPI(Condylar position indicator)という器具を用い左右のアゴの三次元的ズレをチェックします。

グラフペーパー

グラフペーパーの中心か顎関節か、現時点で最もリラックスした位置、点のついている場所か、咬み合わせたところの顎関節の位置です。
この差が顎関節が最もリラックスした位置と咬み合わせたときの位置のズレ、いわゆるアゴのズレということになります。

アゴのズレの確認

アゴのズレが確認されたらスプリントというマウスピースを使用し、アゴの位置を安定させます。

あごの位置の安定

アゴの位置が安定し、本当の意味で両側の顎関節が最もリラックスした位置が得られたら顎機能検査を行います。

グラフペーパー2

左右の顎関節の動きがグラフペーパー上に再現されます。

顎機能検査

ここで本当の意味で、アゴがリラックスした位置で、顎機能検査のデーターをもとに上下模型を咬合器に付着します。

生体のアゴの動きが正確に咬合器上に再現されます。

生体のアゴの動きが正確に咬合器上に再現されます。ここではじめて本当の意味での咬合診査診断、顎機能診査診断が可能となります。