歯周病の痛みについてお話ししていきます。歯周病の怖い点なのですが、虫歯と違って歯周病自体には大きな痛みがありません。

虫歯であれば、歯がずきずきしたりしみたりして虫歯なのかな?という自覚をもつのですが、歯周病はそのような自覚症状がなく中度重度まで進行していきます。

重度だからこそ、痛みがなくてもご自分の歯茎やお口の中や口臭などをしっかりチェックしてちょっとでも問題があれば早期に歯医者さんに行かれることをおすすめします。

歯周病の進行と症状

ではどのようなステージで歯周病が進行し、各ステージでどのような症状がおこるのかみていきましょう。

  • 初期:歯茎が軽く炎症していく(赤や紫色に変色する)。自覚症状はまだないことが多い。
  • 中期:食事中に歯がぐらつく感覚がある。歯茎が炎症していく(赤黒く変色する)。口臭がきつくなる。自覚症状が出やすくなる。
  • 重度期:歯茎がぶよぶよとしてくる。歯茎が退縮して歯の根っこが見えてくる。熱いものや冷たいものがしみやすくなる。口臭が強烈になる。

この段階をみれば、重度になれば歯茎が退縮していくのでしみたりしますが、それ以外で痛みによる症状は少ないことがわかります。つまり、痛くないので放置してしまいがちなのです。

中度以上の歯周病は歯医者さんで処置しない限り回復しません。

★歯周病を自分で治す方法は?ブログはこちら

放置すれば、自然と重度に進行して最悪の場合歯を抜く処置をしなければいけなくなります。

痛みがないことがあだとなって、歯医者さんに行くタイミングを逃すのです。よってもしこのブログをご覧になっている方の中で、1年以上歯医者さんに行けてないな・・・と思われたのであれば、すぐに歯医者さんに予約をとりましょう。

現在の自覚症状がなくても、知らず知らずのうちに進行してしまうのが歯周病です。

定期的に歯医者さんで歯科のプロにお口をチェックしてもらうことで早期の対処ができ、大切な歯を残すことができるようになります。

症状がなくても、年に1回は歯医者さんに行くという癖づけをしていきましょう!